【ケーススタディ】「親に相談しないと決められません…」35歳男性を縛っていた“見えない鎖”とは

「アプリやパーティは、自分には合わない気がする」 「20代の頃は恋愛もしたけれど、結婚となると、どう動けばいいか分からない」

そう言って私たちの相談所のドアを叩いてくださった、Dさん(仮名・35歳・会社員)。
彼は、平均的な身長・体型で、穏やかで誠実な人柄がにじみ出る、心優しい男性でした。

しかし、彼の婚活は、スタートラインに立つ前から、大きな壁にぶつかっていました。

初回カウンセリングで見えた「課題の本質」

カウンセリングでお話をお伺いする中で、私はDさんの言葉の端々に、ある共通のパターンがあることに気づきました。

「どのプランがいいか、一度持ち帰って親に相談してみます

「お相手の希望ですか…親は、〇〇な人がいいと言っていますね」

「最終的な決断は、いつも親の意見を聞いてからでないと、不安で…」

Dさんは、ご自身の人生の重要な岐路、例えば進学や就職において、最終的な決断を、同居されているご両親に委ねるのが習慣になっていたのです。

ご両親を信頼し、大切にされている証拠であり、それ自体は素晴らしいことです。
しかし、こと「結婚」においては、これが「見えない鎖」となって、Dさん自身の足枷となっていました。
結婚とは、親元から巣立ち、新しい家庭を「自分」が築いていく、人生最大の主体的な決断だからです。

Dさんの課題は、出会いの数やコミュニケーション能力ではなく、「結婚への当事者意識」と「自己決定力」でした。

解決策:婚活を通じた「決断力」のトレーニング

私たちは、Dさんの婚活を**「最高のパートナーを見つける旅」であると同時に「自分で決める力を養うトレーニング」**と位置づけ、二人三脚でのサポートを開始しました。

STEP 1:小さな「YES」を積み重ねる練習

最初に取り組んだのは、ご両親に相談せず、「自分で選んで、自分で決める」という小さな成功体験を積むことでした。

私(木下): 「Dさん、こちらのお三方のプロフィールを見て、今週、Dさん自身の意思で『会ってみたい』と思う方を一人だけ選んでみてください。そして、なぜその方を選んだのか、理由を私に教えてください。」

最初は戸惑っていたDさんですが、「笑顔が素敵だから」「趣味が合いそうだから」と、ご自身の言葉で理由を語ってくださいました。
お相手探しという活動を通して、私たちはDさんが自分の気持ちに正直になり、小さな「YES」を積み重ねる練習を徹底的に繰り返しました。

STEP 2:「自分軸」の明確化

次に、キャリアコンサルティングの技術を応用し、「親の望む結婚」ではなく「自分が望む結婚」のイメージを具体化していきました。

「どんな家庭を築きたいか」
「どんな時に幸せを感じるか」
「パートナーとどんな関係性を築きたいか」

これらの問いに一つひとつ答えていく中で、Dさんの心の中に、これまで他人の意見で覆い隠されていた「自分軸」という確かな羅針盤が生まれていきました。

そして、積極的な婚活へ

自分軸を確立し、自信をつけたDさんは、お見合いの場でも、ご自身の言葉で堂々と話せるようになりました。

今では、積極的にお相手探しを続けています。

私生活でも気になる女性ができて、話ができるようになったと嬉しそうに話す姿が印象的です。

最縁の女性が見つかる日もそう遠くない、そう感じざるを得ません。

まとめ:私たちは、あなたの「成長」もサポートします

もしあなたが、「自分一人では決められない」「周りの意見に流されてしまう」と感じているなら、それはあなたが弱いからではありません。ただ、決断するための練習と、背中を押してくれる存在が、今までいなかっただけかもしれません。

MA-REER SUPPORTは、あなたの婚活の伴走者であると同時に、あなたが人生の主役になるためのコーチでもあります。
結婚という目標に向かう過程で、人として成長し、自信を深めていく。
そんな婚活を、私たちと一緒にはじめてみませんか。

まずは無料カウンセリングで、あなたの「はじめの一歩」を相談してみる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です